専門用語も多いのが介護業界ですが、覚えておくと良い介護用語は幾つかあります。たとえば介護業界では体位に関する専門用語があり、仰臥位や側臥位、端座位や伏臥位といった用語が使われています。仰臥位と側臥位については本当によく使われるので、覚えておいたほうが良い用語です。どちらも高齢者がベッドで横になっている時の姿勢に関する用語で、仰臥位は仰向けの状態、側臥位は横向きに寝ている状態を意味します。また、端座位は高齢者がベッドに座って腰を掛けているときの姿勢を意味し、伏臥位はいわゆるうつぶせ寝をしている状態を意味します。使われ方としてはケア記録を付ける時に、高齢者を仰臥位から右側臥位にしましたという具合に使います。老人ホームなどでは、介護士の他にナースも使う用語ですので、用語を知っておけばナースから仰臥位にしておいてと言われた時に何のことか分からず焦らなくて済みます。
ちなみに、介護業界で使われる専門用語は医療や看護で使われる用語や、カタカナ英語が多いです。高齢者をベッドから車椅子など、別の場所に移動してもらうことをトランスファーと言いますが、トランスファーはカタカナ英語で転送を意味します。トランスファーの他には、アセスメントやリハビリテーション、チアノーゼやエビデンスといったカタカナ英語が多数使われますので、介護職で使われるカタカナ英語を重点的に勉強したり、英語の勉強をしておくと仕事で役立ちます。介護用語についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのサイトもおすすめです。